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織田歯科院長の日記

 三条大橋を朝6時30分に発って、一つ目の宿大津までやって来た。時刻はまだ9時30分。朝が早いと時間の経つの遅いぞ。
  大津の宿と云えば?上方落語の「こぶ弁慶」の舞台であるが、当然ながら現代では喜六・清八が泊まったような面影はあまりない。でも歴史ある落ち着いた雰囲気の商店街である。

宿にあるお寺にこのような張り紙が「時機相応 親鸞聖人 仏法の教えによって利益をいただき得るのは時代とその時代に生きる人々(根機・性能)に相応せねばならないと説かれている。現在は社会変化が著しく私たちは対応しがたい。この不適応から、昨今の相次ぐ悲惨な事件に見られるように、不安不満がつのり悩み苦しみとなっている。こうした末法の時代といわれる現在、時機相応の信心として他力本願の信心が求められる由縁である」と記されている。到らぬ私には、判らないところもあるが「なるほど」と感じ入りながら歩を進める。

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山科を過ぎる頃、「東海道」なる石標の後ろには、なにやら溝の入った石版が隠して??あるよ「車石」だそうです。説明板には「昔の東海道の逢坂山科と日ノ岡峠は、雨が降ると道がぬかるんでしまい、多くの物資を積んだ牛車にとって、通行が大変困難でした。京の心学者脇坂義堂は、文化二年(1805)に1万両の工費で、大津から京都三条大橋にかけての約12kmの区間に、牛車専用通路として、わだちを刻んだ花崗岩の切り石を敷き並べました。わだちの中に車輪を入れることにより、牛車の通行は大変容易になりました。この石を車石と呼んでいます」つまり昔の路面鉄道?ですね。昔の人の苦労が偲ばれます。


 そのうち、東海道は現代の幹線1号線に吸収されるように合流。あれれ!東海道が消えちゃったよ。と思えば、ちゃんと旧街道は幹線を歩道橋で越えた向こう側にあるよと、教えてくれる看板が設置されています。

歩道橋から見下ろす現代の大通りは「太いなぁ」とすっかり気持ちは江戸時代人になっています。

車の行きかう1号線の脇には、舗装こそされているものの昔ながら道幅と思える街道がのどかに通っています。旧街道には丸型ポストが似合うようです。そして滋賀県との県境を通過です。
 しばらくのどかな道を行くと、逢坂の峠に達します。旧街道らしき道は消えて1号線の歩道を歩かないといけなくなります。
歩道橋からのサクラが見事でした。


1号線への吸収から、わずかに免れた旧街道らしい部分には「日本一のうなぎ屋」があり旧街道賑やかな頃の浮世絵を看板して飾られています。

沿道にはお寺への専用踏み切りもあります。何かふしぎな感じ。

逢坂山の関の碑と逢坂常夜灯を見て峠を下れば大津の宿に到着です。

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 以前に「歩くのって楽しい」と題して、私の毎日の散歩コースなどについて書きましたが「朝の散歩はええけれど、毎日同じようなところは飽きてくるなぁ」と最近感じていました。それで「そうだ!休日は、ちょっと足を伸ばして歩いてみよう」と考えました。
 それで思いついたのが東海道です。旧街道なら日常を歩くだけでなく時空を越えた時間旅行の気分が楽しめるかもしれません。京都三条大橋から出発して旧東海道を辿ってテクテク歩き、その日いけるところまで進んで、交通機関を使って帰ってくる。次回はその場所から歩き始まるを何回か繰り返したら、そのうち東京日本橋に着けるだろうとの大雑把な計画です。
 現代でも、容易に見つけられるような形で旧街道が辿れるのだろうか?と疑問があります。それでちょっと調べてみました。そうしたら・・・もうすでに、このようなことは多くの人が取り組んでおられるようです。ちゃんと現代の道と重ね合わせて旧街道がたどれる地図付きのガイドブックが発行されています。(完全 東海道五十三次ガイド 東海道ネットワークの会 講談社+α文庫)
 そんな訳で、昨日(4月13日)江戸時代の旅人は早朝の出発が基本だったそうなのでそれに習い午前6時30分、まだ眠ったままで人通りもない三条大橋を出発しました。江戸時代では「京立ち石部泊まり」と言われ一日十里(40キロ)歩くのが当時の標準だったようです。さて東海道入門一日目の私はどこまで歩けるでしょうか。

 ほどなく蹴上を通過、インクラインに咲くサクラが美しい。旅立つ私を祝福しているよう。なんてね。
現代の大通りである三条通を離れて、一見裏通りのようになった東海道を進みます。もうすぐ山科に到着のはずです。
この続きは、歩くのって楽しい!東海道編 その2 につづく

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当歯科医院のすぐご近所(100m以内)の民家に、毎年見事に咲くサクラがあります。

毎年楽しみしているのですが、今年も見事に咲きました。今が見ごろです。夜もライトアップされています。

満開の桜を見るたび日本人・日本在住でよかったと織田は思うのです。

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