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織田歯科院長の日記
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一里塚を過ぎて、またお寺を通過、このお寺ではきれいなイラスト付きの掲示がされていいる。「お釈迦さまの御教え 世界に一つだけの尊い命 一人一人が違っていいのだ」イラストのお坊さんの吹き出しには「心豊かな人生はナンバーワンではなくオンリーワンなんだよ!!」記されています。自分自身の存在感を過小評価せざる得ないところに自分自身を追い込んで息苦しい思いをしている人が多いのは何も現代社会に限らないということでしょうし、少々時代が変わっても根源的なところでは人間そんなに変わらんよ、と教えていただいているのでしょう。
 ここまで歩いてきた間にもブログに記さなかった所も含めて、街道筋で出会うお寺や神社の数は驚くほど多いです。当時は檀家台帳が住民登録であったことなど宗教施設が行政機関の出先機関であったことを考えても多い。当時の人がそれまで連綿と続いた信仰をよりどころとして暮らしていたのでしょう。翻って現代は今一番信じられているのは「科学」でしょう。昨日の常識が明日の発見・新しい常識で覆される「科学」、時代の波に取り残されないように、あくせくあくせく暮らさないといけないようにも思えます。そう考えると現代の方が昔より幸せとはいえないのではないでしょうか?また、時代は移ろいでも、昔の街道筋ほど人が行きかってなくても、街道筋のお寺や神社は現存しているのは事実だし、掲示されている言葉に深く感銘を受けることもまた事実です。このような事実から人の悟るべきことは昔も今も不変であることを知ることが出来るのは、このような歴史街道を歩く旅の効用だと思います。
 途中、現代の幹線、新名神道や1号線のバイパス、開発盛んな新市街地などに出会い。しばしば、旧東海道を見失いそうになるが、なんとか旧街道を見つけることで草津宿に到達した。見失いそうになった時、旧街道を見つけるコツは、歩行者や自転車、商店を辿ることだと知りました。そう現代の道は人が歩いてないのだ。新道では皆車に乗って移動している。そしてお店は巨大な駐車場を持つ大型店ばかりだ。現代人は歩かないというのが特徴のようだ。・・そういう私も、普段は車に乗るんだけど・・・。


 草津の宿の入り口あたりには写真のように「御旅館」なんて、大きく黒書したシンプルな看板が数枚ある。失礼ながら、建物外観は昔の旅籠のままと言ってもよいでしょう。今でも泊まれるのでしょうか?泊まる気ものないのに、興味本位に聞くのは申し訳なくそのまま行き過ぎました。


草津本陣前まで来ました。旧東海道で唯一現存する本陣だそうです。本陣内は見学者に開放されています。江戸時代の頃そのままに本陣入り口には「松平出羽守宿」と墨書きされた立札が掲げられている。出羽守様が今夜はお泊りのようです。 
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